脱輪しちまった~、の巻
いや~、やってしまったよ。
自分は大丈夫、無縁のことと思ってたけど、あるんだね。
お母上に「それは、あなたのおごりです。」とたしなめられちゃうね。
今回起きたこと、感じたことを記しておくことにしよう。
1. 状況
日時 9月のある日曜日、朝6:30ころ
場所 ゴルフ場に向かう途中のとある県道
この日、こっちは前日から大雨が続いていて、朝になっても降りやまなかったんだけど、一緒に回る人(以下、同伴者)が雨天決行と言ってたのでゴルフ場に向かってる途中のこと。
途中、山の中に狭い道があって、対向車が来たのでスピードを落として左に寄せたんだけど、ちょっとした親切(?)でもう少し左に寄せてみたら、路側帯の白線を越えてすぐのところでそのままクルマがずるずるっと傾いたんだ。
これは帰りに別途撮った写真。脱輪してるところじゃないよ。こうして見ると、やっぱり狭いね~。クルマの左側の水たまりが実は深かった。T_T
雨が降っているので、ちょっと深い水たまりにはまったのかなと思ったら、アクセルを踏んでも前に進まない。
ガーン、、、(;・◇・)
これは、やっちまったということだろうか、、、(;T◇T)
まさに、クールポコ状態、、、
ブーン、ブーーーン (アクセル)
ずるずるっ ずるずるっ
だめだ、動かない、やっちまったようだ、、、。
チーン (合掌)
2. タイムリミット
・ゴルフのスタートは7:56。
・現場からゴルフ場まではたぶんあと20分くらい。
・ギリギリのギリギリで、脱出のタイムリミットは1時間。
どうしよう、、、。
3. 次の行動
とりあえず保険屋さんに電話しよう。連絡先をiPhoneで調べて電話したら、日曜日のこんな朝早くてもちゃんと応対してくれた。クルマを買うときに通販型保険なんかも検討したんだけど、応対が不親切という口コミを見たことがあった。結局以前加入していた保険の延長で普通の保険に加入したんだけど、こういうところに差が出るのかもしれない。
電話をしたら、業者の車が着くのに1時間くらいかかるって。
(それじゃ間に合わないんですけどー。T_T)
市内から来たらそれくらいかかるし、しょうがないか。消防車は出動の指令後1分以内に出られるよう訓練してるっていうけど、そういうのじゃないしね。
しょうがない、1時間待つか。
別の車でゴルフ場に向かっているはずの同伴者に、状況と遅れるかもしれない旨、メールで連絡。
あとは業者の車を待つしかない。
あ~ぁ、朝食付きのプランだったのに食べらんないな~。
そう思うとお腹すいてきた。T_T
9月上旬だというのに大雨で早朝で、寒くなってきた。T_T
iPhoneのバッテリーも怪しくなってきた。ちゃんと充電しておいたのでケーブルも持ってこなかった。Bluetoothでスピーカーに音楽飛ばして、カーナビアプリを使ってるから結構消費してる。
ネットにつながらないと地図アプリで場所も確認できない。
しょうがない、音楽も我慢しよう。T_T
聞こえるのは雨の音だけ。
ちゃちな軽自動車は防音も大したことないから結構うるさい。><
その道は、日曜日の早朝ということもあって、ゴルフ場に向かう車がほとんど。こうして見てみるとクラウンをはじめとする高級車とプリウスが多い。
けっっっ、高い車に乗りやがって。
邪魔そうに行くのはお前の車が無駄にデカいからだろ。
俺のクルマはこんなだけど、ついでに脱輪しちまってるけど、ゴルフじゃ負けないからな。
(↑ 完全に八つ当たり。)
でもでもでも、追い越していく車の中には、停まって声をかけてくれる人もいたんだ。
大雨の中だからさすがに車から降りてこないけど、窓を開けて「大丈夫ですか?」って。
初老のおじさんが一人、しばらくしてもう一台はおばさんが一人。
ゴルフが終わって帰る途中に現場の写真(冒頭のやつ)を撮ってるときに声をかけてくれたのは、コンビニの前にたむろしてそうな若者が一人。
この街に住んでて、交通マナーの悪さには毎日辟易としているんだけど、中には心優しい方もいらっしゃるのね。改めます。m(_ _)m
4. 同伴者と合流
脱輪後、30分が経過。
クルマの中で待ってると、対向車が目の前に停車。
同伴者のお二人だ。
平身低頭、平謝りしていると、話もそこそこに現場を見て車を持ち上げようとしている。軽自動車なら男性二、三人くらいで持ち上げて脱出できることがあるんだとか。
いやぁ~、こういう発想はなかったな~。すぐあきらめてしまわないで、何とかできるかもと思うことが大事なんだね。
もちろん条件次第ということもあって、今回は足を確保できず持ち上げる作業は断念。
傘もささずに濡れながら作業してくれているお二人を、傘をさして横でボーっと見ている自分のなんと情けないこと。
目の前に敵の兵士を置いているわけではないが、硬くなって礼を言うのも忘れるアムロの気持ちもよくわかる。
続いて牽引を試みたもののロープがないので、現場から遠くないとところにある同伴者の方の職場に牽引ロープを取りに行ってもらうことに。
5. 牽引、はたして?
車中で待つこと20分。同伴者の車が戻ってきた。バンパーの下を探ると牽引用のフックがちゃんとある(当然だけど)。
クルマの腹が地面に当たっているのがちょっと心配だけど牽引開始。
おーえす、おーえす。/(^ω^)/
その間もゴルフ場に向かう車が来るんだけど、さすがに道をふさいでしまってる。
うっせーな、ちと、待ってとれ。
ずずずっ、
がりがりっ、
ずぽっ。
やったー。\(^o^)/
いやー、助かったー。
このまま一生動けないかと、、、T_T
(↑んなわけない。)
よかった、よかった。
ちょうどそのとき、業者の車が到着したんだけど、無事に脱出できたことを告げて、丁重にお帰りいただいたよ。朝早くからご面倒をおかけしました。m(_ _)m
6. 今回幸いだったこと
不幸中の幸いというか、いくつか幸運だったことがあったから脱出できたように思う。
まず、脱輪したのがすれ違うときで、かなりスピードを落としてたので、深くはまったりクルマを痛めることがなかったこと。
次に、1mも引っ張れば脱出できる状況だったこと。
一方、早すぎるくらい早く出ていたので、同伴者の車より先行していて、あとから来た同伴者に気付いてもらえたこと。
また、同伴者が携帯を忘れていたのでメールを見ていないにもかかわらず、現場を通過したあと、あれ、徒弟さんのクルマじゃない?と戻ってきてくれたこと。
あと、クルマが小さいのも幸いだったかな。
7. 今回学んだこと
まず、自分(たち)でなんとかできるのでは、という姿勢を持つべきだと思った。結果どうにもならなくても、あきらめるのはいろいろ手を講じてみてからでも遅くはない。実際今回なんとかなったんだし。
あと、路側帯の向こうはどうなってるかわからないから気を付けること。道路を管理する役所の考えを想像するに、路側帯の内側には責任を持つけど、外側はどうだか。今回は自分の不注意が巻き起こしたことで文句はないけど、まず路側帯を越えないことと、越えるときはよく注意してからにすること。気を付けてね。
はん、お前がドジなだけだ、という人。お母上に、「それはあなたのおごりです。」とたしなめられちゃうよ。
一方、こちらの皆さんにも心温かい方々はいるんだなと思った。特に同伴者の方々は一人ゴルフで知り合ったんだけど、非常に感じがいい方々で、今では月イチ約束して一緒にゴルフに行く大切なお友達。
もちろん、途中で声をかけてくださった方々にも感謝。
ありがとうございました。
でね、思ったんだけど、次はもしかしたら自分が助ける側になるかもしれないじゃない。結果どうにもならなくても、そういう場面にいつか遭遇するかもしれない。しないとは言い切れない。
そこで、帰りにオートバックスで牽引ロープを買って帰ったよ。あとほかに、車が立ち往生するとすれば、バッテリー上がりとパンクとキーの閉じ込めかな。
キーの閉じ込めはどうにもならないね。昔は窓ガラスの横に針金突っ込んでロックを解除する技とかあったけど、イマドキの車もできるかどうか。またそういうスキルも自分にはない。
パンクは、ジャッキとレンチは積んであるので、スペアタイヤさえあれば、交換作業はできる(してあげられる)。
バッテリー上がりは、ブースターケーブルがあればなんとかなる。
ということで、オートバックスに行ったら、牽引ロープとブースターケーブルがセットになってるのがあったので、お買い上げ~。^^
ブースターケーブルは作業手順書も入ってる。^^
みんな!
脱輪かパンクかバッテリー上がりで困ってるところに俺が通りかかったら声をかけてくれ!
準備はできてるぜぃ!^^
8. あとがき
結局ゴルフ場にはスタート10分前に到着。
同伴者のお二人はまだ朝食をあきらめてなくて、徒弟さん、早く着替えて、ご飯食べるよ!、だって。
たくましいわ、おじさん二人とも。
で、朝食はバイキングだったので、早くかきこめるとろろご飯とみそ汁をチョイス。
食べてるところで窓の外を見ると、雨はまだ止んでない。土砂降りというほどではないけど、ざーざーぶりの一歩手前。
そしたら、自分たちのカートだけポツンとスタンバイされてて、ほかのカートがない。
どうやら、そのあとに入ってるコンペがスタートを見合わせているらしい。
じゃあ焦ることはない。
コーヒーも飲もう。
コーヒーを飲んで、誰も、じゃあ行きますかと言わないけど、いてもしょうがないのでスタート。
その日は一日雨は止まなかったけど、ゴルフ場の造りがよく、グリーン上はちゃんと水がはけてた。
スコアは45+47=92と、いつもどおりだったよ。
いろんなことがあった一日でした~。
ではでは~